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技術部長挨拶(平成27年度)

技術部長 都市社会工学専攻 教授 大津宏康

工学研究科技術部は、2007年の発足以来、「総合建設」、「設計・工作」、「分析・物質科学」、「情報」、「環境・安全・衛生」の5つの技術室からなる組織構成の下、教員、事務組織と連携して様々な教育研究支援活動を実施しています。その具体的な活動は、学生実験実習の支援、環境安全衛生管理、情報システムの管理、製作測定技術の開発、実験装置の運用管理など多岐にわたっています。加えて、多様なユーザニーズに応えるため、技術部全体としての組織的取り組みとして、2008年に開設された桂ものづくり工房をはじめとし、WEBを利用した技術相談、物品貸出等のサービスも展開しています。現状において、技術職員が約40名とそのリソースが限られている中で、上記の多様なニーズに対応すべく、技術部では様々な技術研修の機会を設定し、新しい技術の習得および実践できるよう努めています。

工学分野は、歴史的には土・機・電・化の4分野からスタートして、現在の多岐にわたる学問分野へと発展・拡大してきたといえます。その姿は、織物に例えられると思われます。すなわち、伝統的学理に根ざす分野が「たて糸」,そして多分野を横断する学際分野が「横糸」に相当するでしょう。したがって、工学という織物の強さ/出来栄えは、「たて糸」と「横糸」のそれぞれがしっかりしているだけではなく、両者がしっかり組み合わさっていることが必要となります。つまり、「多様性」を尊重することが不可欠となります。このような状況を踏まえて、技術部の活動も、それぞれ「たて糸」および「横糸」の強化に関する技術に加えて、両者をしっかり「組み合わせる」技術についても支援可能な技術集団として活動範囲を広げて行きたいと考えております。

歴代技術部長の挨拶の中で何度も繰り返されているように、リソースの限られている技術職員が、個々ではなく組織として技術支援を行うことで人的資源不足を補うことに加え、自らの技術水準を向上させていくことが、研究科の教育研究の発展に不可欠です。そのためには、技術部と、教員、事務職員の皆様との緊密な連携が不可欠です。技術部長の職責として、微力ながら緊密な連携となるためのパイプ役を努める所存ですので、皆様のご支援とご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。